価格は『価値』が決める、それとも『市場』が決める

ハードコンタクトが登場した昭和40年代には1枚2万円近くした。両目で4万円になる。さらに眼科の検査料などで総計5万円くらいした。
あのころの5万円だ。今にすれは15万円くらいの買いものであった。だから、うっかり落としたりなくしたりでもしようものなら涙がでた。

今、使い捨てコンタクトが主流になりワンデーなら1箱30枚入りで安ければ1500円くらいから購入できる。安くなったものである。1日使い捨てのワンデーだから長期に使用することはできないまでも1枚に換算すれば1枚当たり50円である。

安くなったのは消費者にとって良いことだが、最近はちょっとおかしなことが起こり始めた。

以前、日本のコンタクトレンズの価格は海外の価格と比べて高いものであった。特にソフトレンズや使い捨てコンタクトはアメリカのグローバル企業が牛耳っていた輸入品であったため、国内では高い商品を買っていたのだ。

ところが最近は診療報酬をあてこんだ安売り合戦やネット通販での価格競争で必要以上に安くなってしまった。

よーく考えてみよう

今や使い捨てコンタクトはグローバル企業が生産コストが安い東南アジアや南米などで製造している。それを消費する国々に送っているのだ。でも生産量には限界がある。だからこそ同じ売るならできるだけ高い値段で買ってくれる国に売りたいのだ。

最近の日本はコンタクトレンズが安くなりすぎた。それに比べて中国や東南アジア、中東ではお金持ちが増えたせいかもっと高い値段で買ってくれるようになった。だから日本に持っていくよりほかの国々に回した方が利益が多いのである。